「文士の生活」草稿
書跡・古文書

この年の初め、読売新聞社に客員として復帰した秋聲(数え44歳)の自筆原稿。同僚の上司小剣と会社帰りにカフェに寄ったり、作家仲間の近松秋江・正宗白鳥・小川未明を訪ね歩いたり、出版社でレコードを聴かせてもらったり、義太夫の鑑賞に出かけアイスを食べたりと、総じてブラブラする様子が日記のように綴られる。
時代 | 大正3年(1914)6月下旬制作と推定(「大阪朝日新聞」大正3年7月5日掲載) |
寸法 | H25.5×W17.5cm(200字詰原稿用紙27枚) |
制作者 | 徳田秋聲(1871~1943) |
作品のみどころ
一見してやる気の感じられない筆跡と文面に滲む、景物や風俗描写の冴えに注目です。
収蔵先
