犀星俳句短冊「鯛の骨 たたみにひらふ 夜寒かな」
書跡・古文書

大正13年8月、俳句仲間で友人の芥川龍之介と軽井沢に遊んだときの句です。 晩食後に畳の上に何か落ちていたので、触って見ると何かの骨であった。 「鯛のほねたたみにひろふ夜さむかなはどうぢゃ。」 「なるほど、それはうまい!」(随筆「碓氷山上之月」より) 短冊が書かれたのは文字の特徴から昭和3~4年頃と推定されます。 『魚眠洞発句集』(昭和4年)収録。
時代 | 昭和3~4年頃(推定) |
寸法 | 縦36.6×横6.0㎝ |
制作者 | 室生犀星(1889~1962) |
作品のみどころ
芥川龍之介との思い出が詰まった、犀星お気に入りの俳句です。
収蔵先
