白釉黒掛方瓶
工芸

濱田庄司は、柳宗悦(美学者1889-1961)を通じて、鈴木大拙と親しんだ。工人として、いわゆる作家とは異なり、作為に執らわれないものづくりを志向した。釉を柄杓や土瓶から流し掛ける模様付けは濱田の真骨頂。逡巡なくスーッとやることが極意であるその技は「民藝」の考え、そして、大拙のいう「妙」の働きを伝えるようだ。栃木県益子産の釉・土を使用。柳の後、日本民藝館・第2代館長に就いた。
時代 | 1960年頃 |
寸法 | 高さ250 ×最大径117mm |
制作者 | 濱田庄司(1894~1978) |
作品のみどころ
瓶にもぐるかのように、のぞいてみてはいかがでしょうか。
収蔵先
