芳春院書状
書跡・古文書

芳春院は加賀藩祖前田利家夫人まつ。消息とは平仮名中心に書かれた手紙のことである。この消息では次男前田利政の処遇が当初耳にした大御所徳川家康の意向と異なったことに対して家康の言動を皮肉を交えて非難している。芳春院が豊臣政権期から江戸時代のごく初期にかけて独特の立場にいたことがうかがえる消息である。
時代 | 江戸時代前期(17世紀) |
寸法 | 縦34.0×横49.0㎝ |
制作者 | 芳春院(1547~1617) |
作品のみどころ
「大御所さまの御口ハ・・・」とあるのが、家康は口上手だが・・・と非難している部分です。
収蔵先
